サイパンの歴史を探ります。

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北マリアナ14諸島

北マリアナの14の島々

諸島名

北マリアナ諸島は、北西太平洋とフィリピン海との境界に位置しており、北には小笠原諸島、南にはカロリン諸島が連なる。

1. ファラリョン・デ・パハロス島
2. マウグ島
3. アスンシオン島
4. アグリハン島
5. パガン島
6. アラマガン島
7. ググアン島
8. サリガン島
9. アナタハン島
10. ファラリョン・デ・メディニラ島
11. サイパン島
12. テニアン島
13. アギガン島
14. ロタ島

1.ファラリョン・デ・パハロス島


北マリアナ諸島最北端の島、日本の小笠原列島最南端の南硫黄島の南東約540km、母島の南南東約730kmに位置する。アメリカと日本の国境がこの2つの島の間にある。
無人の活火山島、円錐形をしていて、約500万年前から火山形成が始まったとされる。20世紀中ごろまで活発に火山活動をしていたが、現在は治まって。1967年と1989年に噴火報告がある。
渡航手段は船をチャーターする。

2.マウグ島(モーグ島)

北マリアナ諸島北から二番目の島。北北西67kmにパハロス島、南東42kmにアスンシオン島がある。
かつては火山でありその外輪山が北島、東島、西島の三つの小島になっている。現在は無人島。
かつての火口カルデラは、三つの島のに囲まれた入り江となっている。

岩礁地帯の土壌であるが、低木や草等の植物が自生している。東島は海鳥の営巣地になっていてココナツヤシも自生している。
海は大変透明度が高いために、水深50mぐらいの深さまで珊瑚礁の発生が見られる
スペインの探検家ゴンサロ・デ・エスピノーサ(Gonzalo de Espinoza)が1552年にこの島を訪れている。記録によれば、当時約20名のチャモロ人が居住していたとされる。
1695年以降、永く無人島であったが、日本の統治下1939年から1944年まで日本の気象観測所および魚加工場がおかれていた。
渡航手段は船をチャーターする。

3.アスンシオン島

北マリアナ諸島北から三番目の島。日本の統治時代はアッソングソン島とも呼ばれていた。
北西42kmにマウグ島、南南東96kmにアグリハン島がある。
島名は、1668年にスペインの宣教師ディエゴ・サンビトレスがマリアナ諸島の住民教化のため赴いた際に名づけた。
現在は無人島であり円錐状の成層火山の地形。海抜891mはマリアナ諸島中アグリハン島に次いで二番目に高い。
近年の噴火は1906年であり、常時噴気が確認される活火山であり現在も時々白煙を噴出している。
ヤシ類等の植物が発達していて島の大部分を覆っているが、一部分は冷えた溶岩のため黒色の岩が露出している。第二次世界大戦前、日本の統治下では、日本の南洋庁から土地を借り受けた南進商事によるココナツヤシの栽培が行われていた。
渡航手段は船をチャーターする。

4.アグリハン島

アグリハン島は火山島であり北マリアナ諸島の中で最も海抜が高い山を持つ。965メートルの高さ。
山頂には急勾配のカルデラがあり、その深さは500メートルである。
1917年の噴火が最後の記録であり、その時の溶岩流は海に達したため、島の周囲ほとんどが急で岩のばかりの海岸線になっている。
島にはヤシ類を中心とした熱帯雨林が広がっていて、現在は無人島である。
渡航手段は船をチャーターする。

5.パガン島

1917年4月、パガン島近くのアグリハン島が噴火し、島民がパガン島に避難移住した。1981年にも噴火した。それ以降この島は無人島になっている。

日本統治下昭和12年ごろから日本海軍による基地建設が始まり、昭和17年ごろからは日本から漁業に従事する人々がこの島に渡り生活した。他の島同様、飲用の水がなく雨水を利用して生活した。
昭和17年当時で、人口は日本人413人、カナカ人229人がパガン島で生活していた記録が残されている。
渡航手段は船をチャーターする。

6.アラマガン島

島の中央部に海抜744mの成層火山を持つ円形の形の火山島である。
現在は無人島であり、渡航手段は船をチャーターする。

7.ググアン島

二つの活火山を持つ火山島であり、最も高いところで海抜は287m。北側はの中央火口丘を持つカルデラがあり、1883年に噴火している。南側の火山はかなり侵食が進んでいる。
渡航手段は船をチャーターする。

8.サリガン島

成層火山を持つ火山島であり、最高所の海抜は538m、島の面積は4.966平方キロメートル。海岸線が全て崖となっているため、上陸は非常に困難な地形であり、有史における噴火記録は残っていない。
1900年から1945年にかけてはチャモロ人によりコプラの栽培が試みられたこともあったが、現在は無人島であり自然保護区となっている。
2010年サリガン島の近くでの海底爆発があり、金曜日に兆候を見せ始め土曜日に本格的に噴火した。 海底火山は、海面下1,000フィート(約300メートル)にあったが、上空40,000フィート(12キロメートル)の高さまで灰と煙を吹き上げた。
渡航手段は船をチャーターする。

9.アナタハン島

島の形は東西12km、南北4kmと東西に長い島であり島の最高所は海抜787m。面積は31.21平方kmであり北部諸島ではパガン島に次いで大きい。

アナタハンの女王事件
第二次世界大戦末期、全ての島民は島から脱出した。一方で船が難破して日本人がこの島に漂着した。アメリカ軍はこの島にいる日本人に投降を呼び掛けたが、応じなかった。1945年から1950年までの間、降伏の呼び掛けに応じない日本人男性多数と女性一人が共同で生活をしていたが、その間に男性が次々と殺される事件が発生した。
渡航手段は船をチャーターする。

10.ファラリョン・デ・メディニラ島


サイパン島から72km北に位置している周囲がサンゴ礁に囲まれた美しい島であり、今は無人島。
島の内部は火山となっているが、最近は活発な動きを見せておらず、サンゴ礁が発達している。
渡航手段は船をチャーターする。

11.サイパン島 Saipan

サイパン島の北にはファラリョン・デ・メディニラ島、南にはサイパン海峡を挟んでテニアン島 (Tinian) 、ロタ島(Rota)がある。面積は122平方キロメートル、人口58,000人。付属した島としてマニャガハ島がある。島の最高所はタポーチョ山の海抜473m。

サイパンの戦い
サイパンの戦いとは大東亜戦争中、1944年6月15日から7月9日に行われたアメリカ軍と日本軍のマリアナ諸島サイパン島における戦い。

12.テニアン島


13.アギガン島


14.ロタ島

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北マリアナ諸島の中のサイパンの波乱に満ちた歴史を紹介します